シベリア鉄道9300kmの旅(Day1 - 2)

日本に帰ったらロシア旅行記書きたいな〜、と思っていましたが早3ヶ月が過ぎてしまいました。遅くなりましたが8月下旬から9月上旬にかけて、シベリア鉄道ウラジオストクからモスクワまでを旅したときのことを思い出しながら書いていきたいなと思います。

Day1

初日の東京はひどい雨でした。思い返せば2週間の旅程で一番過酷な状況です。今回の旅では境港から出ている国際フェリーでウラジオストクを目指すことにしたので、まずは新宿のバスターミナルに向かいます。

その前にTravelex新宿西口店で両替。ちなみに…


8月26日時点でのレート(ロシア・ルーブル/日本円)

  • 2.66(Yahoo Finance)
  • 3.27(Travelex新宿西口店)
  • 3.16(NAAグループグリーンポート・エージェンシー成田空港第1ターミナル4F南ウィング店)


ルーブルを扱っているのは空港の両替所以外ではTravelexくらいです。でもレートは空港の方がいいので飛行機でロシアに行く人は成田空港で両替するのが一番いいですね。

新宿を21時くらいに出発し、いざ鳥取は米子へ。。。

Day2

早朝に米子到着。


フェリーは境港から19時に出港予定なので、まだかなり時間があります。駅周辺には残念ながら何も無いので、路線バスで近くの皆生温泉へ。朝風呂を浴びに行きました。


温泉で気持ちも新たになったので、少し早かったのですが境港へ行きました。鬼太郎列車に揺られること45分。


境港駅到着。ここからフェリーがでるDBSクルーズフェリージャパンの国際旅客ターミナルへはタクシーで10分の距離ですが、時間があったので水木しげるロードを散歩がてらに歩いて行くこと30分。

ターミナルに着くと目の前には夜の出航を控える大型フェリーが。国際フェリーに乗船するのは初めての経験なので自然にテンションも上がりますね。


境港から韓国・東海を経由してウラジオストクを結ぶ国際フェリーは、現在のところ日本とウラジオストクを結ぶ唯一の路線です。昔は横浜とか富山とかからも出ていたみたいですが、旅客減少に伴い航路廃止の憂目にあっています。

チケット予約は、まず国際フェリーを運行しているDBSクルーズフェリージャパンに直接電話を入れ、希望の日時・客室の等級・パスポートのコピーなどをFAXして受付されます。エコノミークラスが片道22000円で、10%オフの学割もありました。

通常は境港を毎週土曜日出航し、韓国・東海を経由して月曜日にウラジオストクへ到着するスケジュールですが、12月から2月は冬期運航スケジュールになり、ウラジオストク到着が火曜日にずれるようです。詳しくはホームページを参照してください。


17時頃からターミナル内の受付でチケットの発券と出航手続きが行われます。乗客は韓国からの旅行者が多かったです。そのまま船内へ。


通されたエコノミークラスは二段ベッドが4組ある8人部屋で、同室は僕含め日本人3名、韓国人2名、アメリカ人1名でした。出航の前に船内のレストランで夕食の時間があります。値段は支払う通貨によって異なり、それぞれ1000円、10ドル、10000ウォンでした。ウォンで払うのが一番お得です。ビュッフェ形式なのですが、韓国料理ばかりで正直あまりおいしくないです。船内にお湯がでるポットが備え付けてあるので、カップラーメンなどを持ち込む方が無難でしょう。僕も2日目以降は、東海のコンビニで買ったカップラーメンを食べていました。


夜には甲板がライトアップされます。ビールを片手に夜風に当たっていると、隣のベンチにいた韓国からの旅行者がおつまみをおすそ分けしてくれました。彼は若い奥さんとその両親とで鳥取観光にきていたようなのですが、仕事で日本企業と取引があるということで、日本語も話せて日本が大好きということでした。彼と長く話していると、隣でないがしろにされた奥さんからの視線がきつくなってきたので、船内に戻り、シャワーを浴びることに。フェリーには大浴場もついており、早めにいけば綺麗なお湯に浸かることができます。僕は時間が遅かったので、シャワーだけにし、寝床につくことにしました。