シベリア鉄道9300kmの旅(準備編)
夏休みです。連日35度を超える猛暑日が続いていましたが、8月も終盤にさしかかり少しづつ気候も和らいできた感じもします。卒論はというと、遅々として進まず、膨大なデータ整理に追われる毎日です。
そんな中、大学最後の夏休みということで、2週間ほど旅行に出ることにしました。僕は鉄道での旅が好きで、海外に行く機会があるとなるだけその土地の鉄道に乗ることにしているのですが、その中で憧れていたものの一つが「シベリア鉄道」でした。9000キロを超えるモスクワとウラジオストクを結ぶその路線は、世界中の旅行者が一度は乗ってみたいと恋焦がれる世界最長の鉄道で、僕も宮脇俊三さんの本を読んで以来、ずっと思いを馳せていました。
- 作者: 宮脇俊三
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1985/10
- メディア: 文庫
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作者の宮脇さんがシベリア鉄道で旅をしたのが1982年の春。旧ソ連時代ですが、個人旅行に関してはいま状況はそれほど変わらないきがします。観光ビザの有効期限が旅行者の日程ちょうどに合わせられる点とか… 大きな違いはモスクワから成田への帰りの航空券代が3分の1で済むようになったことくらいでしょうか。
旅程について
ロシア旅行にはビザが必要です。申請のため大使館に提出する資料の中に、バウチャーと呼ばれる現地予約確認書が必要でこれはロシア旅行を扱っている日本の旅行会社を経由して申請することになります。そのため一般には、現地で自由気ままに旅先を決めるといった本当の自由旅行は不可能で、事前にある程度の旅程を決めとかなければなりません。今回僕が予定している旅程は以下になります。
日付 | 都市 | 予定 |
---|---|---|
8月26日(金) | 新宿→境港 | 夜行バスで移動。 |
8月27日(土) | 境港→ウラジオストク(韓国・東海経由) | 国際フェリーで移動。 |
8月28日(日) | 韓国・東海→ウラジオストク | 経由地で休憩。東海って何があんの? |
8月29日(月) | ウラジオストク着 | ここで2泊を予定。 |
8月31日(水) | ウラジオストク→イルクーツク | いよいよシベリア鉄道での旅。車中3泊 |
9月3日(土) | イルクーツク着 | ここで2泊。バイカル湖を見る!! |
9月5日(月) | イルクーツク→モスクワ | 車中4泊。暇すぎ!! |
9月9日(金) | モスクワ着 | ここで3泊。クレムリン!! |
9月12日(月) | モスクワ→成田 | 最後は飛行機で優雅に。 |
9月13日(火) | 成田着 | 長旅も終わり。 |
2週間強の旅程です。この予定で4つの旅行会社に見積もりをとってもらいました。値段や電話での応対を比較し、一番良かったJIC旅行センターにお願いすることに決め、バウチャー手配などやってもらいました。